江戸時代 大絵馬


総木製寄木造り「阿弥陀如来立像」の総金箔仕上げ


総丈は光背を含めて4m超。作業場に移動してパーツ分解からスタート。


虫食いや欠損の激しい木地を部分的に新しい材料と取り換えたり補強して、仏様の美しいラインを再現していきます。台座の修復も同時進行。以前一度修復されたらしく、頭が傾きすぎた状態で固定されていたものを、自然な位置に固定し直します。これも今回の修復の山場の一つです。

 

何度も塗りと修復を繰り返し、全体に金箔と彩色を施します頭部に水晶を嵌め込み、完成した台座と共に、ようやくお寺へとお帰りになりました。新しい年を、本来のお姿に戻った阿弥陀様が、見守ってくださいます。

修復士:北脇洋之 金箔士:村松 潤 


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